vs横浜FC@横国とオシムの言葉

 TV前での観戦だった。前半始まったばかりなのに、するっと平本一樹選手のシュートが決まってしまう。ヤマハスタジアムで、なすすべなく敗れたナビスコが頭をよぎる。これで横浜FCはひいてくるぞ…先制点はゆるしてはならなかったのに…胸が痛み、動悸は激しくTV前で祈るばかり。

 遠征できなかったのだが、TV前は、やはりもどかしい。ピッチを前にしていれば、声の限り応援し手拍子をおくることができるけれど、TVでは一方通行だから…。
 成岡翔選手のスーパーゴール、そして太田吉彰選手→前田さんのホットラインで、勝ち越すことができた。だが、横浜FCはいきのいい平本選手が依然おそろしい。相手に合わせるアジウソン監督の戦術が逆手をとられ、加賀健一選手にマンマークさせていた奥選手を下げられた。後半出だしは圧倒していながら、徐々に横浜FC攻勢に押されていく。
 まだか、まだ試合は終わらないのか…後半もなかば、仕事だった家人が帰宅したので、一緒にTVの前でバモる。終了の笛が鳴ったとき、私は安堵のあまりTVの前に
崩れ落ち、家人は両のこぶしを天につきあげていた。

 苦しみの中からもぎとった、アウェイでの勝ち点3であった。現地に駆けつけたサポーターの方々の応援の声が、TVから響いていた。そして、試合後の前田遼一選手の言葉…それは心にしみいるものだった。


 水曜日は仕事を休んで、ヤマハスタジアムに駆けつける。

 この試合を観戦しておられた、オシム監督の言葉も重みがあった。エールととらえたい。

「ああいう事件はあったが、ジュビロがなくなるわけではない。人生は様々なことが起こるもの。きょうの試合とは切って離して考えないといけない。きょうのジュビロはたくさん走るサッカーをしていました」

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200706/st2007061700.html


PNU