第88回全国高校サッカー選手権3回戦 藤枝明誠高校vs岐阜工業高校

選手入場

昨日に続いて弾丸ツアー。藤枝―東京2往復、Uターンラッシュのピークと完全バッティングでバス乗車時間合計20時間の強行軍、我ながら無茶だなあ。


さて、岐阜工は優勝候補の一角、東福岡高校を破って3回戦進出と波に乗っている。対する明誠も国見に快勝したものの、岐阜工のような守備の硬いチームには苦戦する傾向にあり、要注意である。


前半はやはり堅い守備を崩せず膠着した試合展開。
ゴールまで迫るが決めきれない。
対する岐阜工はロングボールの競り方さばき方がうまく、手数少なく明誠ゴール前に侵入し決定的場面を作る。
しかし藤原選手、増田選手の両センターバックが冷静かつ果敢にブロックし、守護神甲斐選手がスーパーセーブで防ぎきる。
両チーム攻め手がないまま、いわゆる守り合いの試合になった。


しかし後半開始早々、コーナーキックから増田選手がドンピシャのヘッドを決めて明誠待望の先取点!
選手権ではほとんど失点のない岐阜工、これで崩れるかと思いきや、DFの選手を前線に上げるなどなりふり構わず攻撃に出る。
リスタートからの正確なキックも脅威であった。


エースFWの安東選手が怪我の影響か動きが落ちてきたこともあり、後半はボールをなかなかキープできずに攻められる時間が多くなり、ハラハラする展開が続いたが、何とか守りきって1-0で勝利を収めた。

試合終了の瞬間泣き崩れる岐阜工選手の姿に心を痛めつつベスト8進出を喜んだ。
次に勝てばいよいよ国立、準々決勝の相手は攻撃力を誇る関大一高校。
打ち合いは望むところ、明誠の攻撃サッカーを存分に発揮してほしい!


JIMMY