vsG大阪

ヤマハスタジアムは晴れ、やや風あり。今日は静岡出身キーパーダービー。

前半カレン・ロバート選手のゴールでジュビロが先制する。
しかし相手は不調とはいえリーグ二位のガンバである。しかも優勝がかかっているのですごい気合いだ。バレー選手の早さと筋力に目をみはる。

ＣＫの際、川口能活ＧＫの前に入りこもうとする播戸ＦＷを、おしくらまんじゅうのように体を寄せて押しかえしていたのは、マルキーニョスパラナ選手だった。
この播戸選手の動きは曲者で、ＧＫの前に密着して視界やセーブをさまたげ、味方の得点チャンスを増大させるのだ。
思えば去年、エコパのガンバ大阪戦で、播戸選手をＧＫにかぶらぬよう押さえていたのは、今はいない服部年宏ＤＦであった。清水エスパルスは服部がいなかったので、播戸に西部洋平ＧＫを押さえられ、失点したのを見たことがある。
パラナ選手はマルチプルなユーティリティが服部選手に似ているとよく言われるが、ここまで役割が似ていると、思わず目頭が熱くなった。

追加点を奪えぬまま、なんとか攻撃をしのぎつつ前半終了。太田吉彰選手はサイドの攻防で安田理大選手にたいてい競り勝っていたが、後半ガンバが安田を下げてから、押しこまれる時間帯が多くなる。そして太田が下げられてから、再三のピンチをしのいだロスタイム（なんと５分！）、バレー選手の点により引き分け終了。
追い付かれた磐田はうなだれ、ガンバもうなだれ、誰も喜ばない苦い結果に終わった。

ダンナＪＩＭＭＹくんとも話したのだが、前回スコーンとやられたガンバアウェー戦に比べたら、善戦したと思う。たいへんに緊張感のある、スリリングな面白い試合だった。
上田康太ＭＦが今一つまわりとパスのタイミングが合っていなかったとか、鉄人太田があまり冴えなかったとか、次回はパラナ選手抜きで戦わねばならないとか、ファブリシオＭＦのケガなど心配もあるが、来週も力一杯応援するぞ！

（ＰＮＵ）