vs浦和レッズ

jimmy-on2007-06-30


エコパの天気は晴れ、だいぶ涼しくなってきた。西紀寛選手が久々のベンチ入りで期待は高まる。

前節川崎戦の再現のようにして、FKから失点。田中達也FWの得点機会阻止か田中誠DFが一発レッドで退場。前半ですでに10人の上、2点ビハインドという厳しい状況になった。
浦和はミスが少なく、約束事のかっちり決まった緩急のついたチームだ。こりゃ強えわ。

 結局前半の劣勢をくつがえすことが出来ず、0−2敗戦。帰宅して磐田公式の試合レポを見る。

28分ジュビロの守備ラインが上がっている裏に田中達也が跳ぶ出す。GK川口能活ペナルティーエリア外に飛び出す。田中達也へスライディングでボールをカットしにいくがこぼれたボールを小野伸二ループシュートを打たれ無人のゴールへ吸い込まれてしまう。このプレーに対し田中誠ラインズマンに抗議した。そこでの暴言と取られたのか!?主審のニコライ フォルクアーツ氏からレッドカードが出てしまう。

同じく、公式よりアジウソン監督コメント。

Q. (田中の)退場の場面は何が起こったのか?
A. 何が起こったのか分からないというのが事実。あのゴールのシーンで、田中が副審に詰め寄って何か言ったのかもしれないが、私は何を言ったのかは分からない。そこは副審の判断の仕方だと思うが、どんな風に判断したのかこちらには分からない。失点した瞬間に加賀を外してカレンを入れようと、カレンも用意させて、カレンも入るつもりで(ベンチに)来ていたところであの退場があったので、カレンの出番がなくなってしまった。

カレンの出番が(泣


 ほんとに、マコはなんで退場になったんだろうか???バクスタ1Fの見づらい席だったんで、何がなんだか全くわからなかった。中指をたてたらしいとのうわさもあるが…詳細不明。

 後半は、なぜこのサッカーが前半はできなかったんだ!というくらい気合の入った内容だった。浦和が二点リードでリスクを犯さなくなったことを割り引いて考えなければならないが。だが前ちんには数えるほどしかボールは入らず、浦和の硬い守備陣に抑えられてしまった。
 希望は、後半の西の登場。骨折から長くリハビリしていたが、驚異の身体能力の片鱗を見せてくれた。柏戦で途中投入された村井さんといい、新潟戦で途中出場の前ちんといい、今日の西くんといい、いつも厳しい場面での復帰戦になってしまっている。それがジュビロの置かれた現状ってことなのだろう。

 敗因は、個々のレベルおよび連携の差。浦和は面白いくらいにパスがつながり、ミスもほとんどなくポゼッションで上回るように感じた。磐田はヨシが手をあげてほしがっているのに誰も気づかずボールは逆サイへ、とか意思疎通の不十分なところが見受けられたし、1対1で浦和選手に勝てる場面があんまり無かった。そしてとある若い選手。彼は彼のキャパシティなりに限界がんばっていたと思う、気持ちはそれなりに感じた、だが走れていなかった。彼の守備は、後手後手にまわった。ボールを奪われ、奪い返せぬまま浦和のボールホルダーの後ろをゴール前まで追走するのみ…そんな彼の姿を何度今日見たことだろう。
 単純に、選手層からいけば浦和にはかなわない。たとえば、前述のちょっとミスが目立った彼が、もし浦和の選手であったらスタメンは奪えていないはず。そういう選手を先発させ、退場者と言うアクシデントがあったにせよ90分使わねばならない状況、それが磐田の弱さだった。こちらが(監督の交代に異論反論があるにせよ)戦力ダウンしていくのに対し、浦和は個性的な選手を交代で効果的に入れてきて、采配で磐田を苦しめた。

 中断前に無得点で負けたのは非常に悲しくくやしいが、現実に優勝争いをしているチームとの力の差を実感できただけでも意義のある試合だっただろう。この敗戦を糧に、立ち上がれ磐田。


PNU