2−0磐田勝利

 今回のダービーは、清水のナビスコ突破はほぼ確定、磐田は予選敗退が濃厚という状況で行われた。県民的にはこの両チームで1、2位出場を争うのが美味しいところだが現実は厳しいものだ。
 前回は4−2と惨敗した磐田が、今日は魅せた。前半カレン・ロバートFW(カタカナだが日本人)、ジウシーニョFW(唯一の外国人助っ人)の得点でリードすると、田中誠DFや加賀健一DF中心に清水のチャンスを手堅くつぶし、ヤマハスタジアムで久々の勝利を手にした。
 フィジカルのなさが懸案だった船谷圭祐MFは攻撃参加が光り、まだ公式戦三試合目、松浦拓弥MFの果敢にシュートを狙っていく姿勢には少なからぬ希望が見えた。
 勝利したとはいえ、ナビスコ決勝進出はならず。手ばなしでは喜べず苦い勝利となった。しかし、ここでの上昇気流をうまくとらえ、リーグ戦開戦後の浮上の契機としたい。


 清水も気付けば外国人助っ人なし(ベンチには一人)で迎えた試合だった。西澤明訓FWのキープや藤本淳吾MFのFKなど見所はあれど、結果に結びつかぬ試合であった。本日の試合がナビスコ本戦への警鐘となったのではないか。
 一部スポーツ紙で報じられた、フェルナンジーニョ選手の去就も気になるところである。


PNU